海外版ブルーレイを購入したときに再生できず困る原因のひとつが、ブルーレイのリージョンコードです。日本国内で一般的な再生機器はリージョンA向けが中心のため、ヨーロッパ向けや中国向けなど別リージョンのディスクは、そのままでは再生できない場合があります。

そこで重要になるのが、リージョンフリー ブルーレイプレイヤーや、PCで使えるリージョン制限に配慮した再生方法です。この記事では、まずブルーレイのリージョンコードの基本的な情報を整理し、そのうえでブルーレイリージョンフリーで再生する主な方法と、用途別のおすすめソフトを分かりやすく解説します。

ブルーレイのリージョンコードとは?

ブルーレイのリージョン

市販されているブルーレイディスクにはリージョンコードが設定されています。この設定によっては、普段から使っているBDプレーヤーではディスクを再生できない場合があります。まずはリージョンコードの意味や種類についてご紹介します。

リージョンコードの意味と設定されている理由

リージョンコードとは、販売や利用できる地域(リージョン)の情報が記載されたコードを指します。ブルーレイだけではなく、DVDやゲームソフトなどにも設定されています。リージョンコードが設定されているブルーレイの場合、特定の地域に対応(リージョンコードが一致)している再生機器を使用しないとディスクの再生ができません。ディスクの再生時に「この地域での再生は禁止されています」といったリージョンエラーの表示があれば、ディスクと再生機器のリージョンコードが一致していないことになります。

リージョンコードが設定される理由は、映画の配給権保護や海賊版の流通防止が目的です。映画の配給時期は地域ごとに異なります。例えば海外で先行公開された映画の場合、ブルーレイの販売時期も日本より早くなります。

つまり海外版を入手できれば、一足早く自宅で作品を見られるようになってしまいます。その地域で映画の配給事業を行う会社にとっては不利益になってしまうので、リージョンコードによって利用可能地域を制限しているのです。

また、映像業界では海賊版の流通が社会問題になっています。どの地域でも海賊版を再生できてしまえば、流通が横行してしまいます。海賊版の撲滅とはいかないものの、利用可能地域を制限することで国際的な流通の防止につながっているのです。

ブルーレイのリージョンコードの種類

ブルーレイの場合、リージョンコードはA~Cまであり、各地域に割り当てられています。DVDは1~8まであるので、比較するとブルーレイの方が区分は少ないです。では、リージョンコードごとに利用できる地域を見ていきましょう。

リージョンコード

利用可能地域

リージョンA

日本、南北アメリカ、東南アジア、朝鮮半島、台湾

リージョンB

ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オセアニア

リージョンC

中央・南アフリカ、中国、ロシア、モンゴル

日本で販売されているブルーレイや再生機器などはリージョンAに該当します。同じカテゴリの南北アメリカや東南アジア、朝鮮半島、台湾版のブルーレイであれば、日本国内の再生機器でも問題なく再生できます。逆に4つの国・地域で日本産のブルーレイを再生することも可能です。ただし、同じリージョンコードでも再生機器の設定によってはブルーレイを再生できない場合があるので注意しましょう。

ヨーロッパや中国などの国は別のリージョンコードが設定されています。そのため、リージョンAに区分される地域では再生できず、その逆も同様です。リージョンコードはケースの裏側に記載されているので、輸入版を購入した際は再生前に確認してみてください。

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玲子
DVDコピーガードを知りたい場合は、おすすめのリージョンフリーのDVDプレーヤーを参照してください。

リージョンフリー ブルーレイプレイヤーとは?

リージョンフリー ブルーレイプレイヤーとは、特定のリージョンA/B/Cに固定されず、複数地域のブルーレイを再生しやすくしたプレーヤーのことです。海外版ディスクを見る機会が多い人に向いています。

代表的な使い方は次の2つです。

  • 据置型・ポータブル型プレーヤー:テレビやモニターにつないで、そのままブルーレイを見る
  • PC用再生ソフト:外付け/内蔵ブルーレイドライブと組み合わせて再生する

つまり、ブルーレイ リージョンフリーで見たいときは、「ハードウェア型のプレーヤーを使うか」「PCソフトで再生するか」を先に決めると選びやすくなります。

リージョンコード付きのブルーレイを再生する方法

リージョンコードが設定されたブルーレイを再生するには、基本的にはコードが一致した再生機器が必要です。しかし、それ以外にディスクを再生する方法があるのでご紹介しましょう。

1. リージョンフリーの据置型BDプレーヤーを使う

リージョンフリーのBDプレーヤーを使用してください。リージョンフリーのプレーヤーは全てのリージョンコードに対応しているので、どの地域のブルーレイでも再生できます。海外のブルーレイをよく購入される方は、1台持っておくと便利です。

リージョンフリーのBDプレーヤーはテレビに接続できる据置型が定番ですが、外出先でも使えるポータブル版もあります。テレビでの鑑賞がメインであれば、高画質・高音質で再生できるようにHDMI端子があることを確認しておきましょう。海外メーカー製のプレーヤーの場合、日本語に対応していないケースも多いです。英語が苦手な方は、日本語メニューが搭載されているかどうかも確認してみてください。

2. PCでブルーレイ再生ソフトを使う

パソコンで再生する方法なら、外付けまたは内蔵のブルーレイドライブと、対応する再生ソフトを組み合わせます。PC再生のメリットは、ディスクだけでなくISOやフォルダ再生まで扱いやすいことです。

ただし、ソフトによってはブルーレイには対応していても、リージョン制限やメニュー再生、市販ディスクの扱いに差があります。単に「Blu-ray対応」と書かれているだけで判断せず、何をどこまで再生したいかで選んでください。

3. ドライブのリージョン設定変更は最後の手段

Windowsでは光学ドライブ側のリージョン設定を変更できる場合がありますが、変更回数には上限があります。一般的には何度も切り替える運用には向きません。頻繁に海外版ブルーレイを見るなら、ドライブ設定変更よりも、リージョンフリー再生の前提で環境を整えるほうが現実的です。

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ドライブのリージョン変更は回数制限があるため、海外版ディスクの再生を繰り返す用途には向きません。「たまに変更する」前提ではなく、最初からリージョンフリー環境を用意したほうが管理しやすくなります。

また、リ���ジョンコード変更の手順は以下のとおりです。

ブルーレイのリージョン

Step1
エクスプローラーを開き【CD/DVDドライバ】のアイコンを右クリックして、プロパティを選択
Step2
【ハードウェア】に表示される一覧からドライブをクリックし、下部の【プロパティ】をクリック
Step3
DVD地域で現在の地域と、新しく変更する地域を選択
Step4
【OK】ボタンをクリックしてプロパティを閉じる

ドライブのリージョンコードの変更には回数制限が設定されています。DVD地域の項目に残り変更回数が表示されており、最大5回までしか変更できません。5回分変更してしまうと後から変えられなくなってしまうので、必要がない限りコードの変更は避けましょう。なお、リージョンをフリー化するソフトがあれば、リージョンコードを気にすることなくブルーレイの再生が可能になります。

リージョンフリー ブルーレイプレイヤーを選ぶポイント

確認ポイント 見るべき内容
再生対象 ディスクだけか、ISOやフォルダも再生したいか
利用環境 テレビ接続か、PC再生か
画質 フルHDだけで十分か、4K/UHDまで必要か
操作性 メニュー再生、字幕・音声切替、日本語UIの有無
対応範囲 リージョンA/B/Cのほか、DVDやUHDも扱いたいか

PCでブルーレイのリージョンフリー化ブルーレイ再生ソフト

リージョンコードの不一致によってブルーレイの再生ができない場合は、リージョンコードの解除が必要です。市販されているブルーレイのリージョンコードを解除するのは容易なことではありませんが、フリー化ソフトがあれば誰でも簡単にコードを外せます。ここからはリージョンコードの解除に役立つおすすめのソフトをご紹介します。

PlayerFab Ultra HD プレーヤーは国や地域を問わず、あらゆるブルーレイディスクを再生できる再生ソフトです。リージョンフリーでブルーレイの再生に対応している再生ソフトをお探しの方のおすすめです。4Kブルーレイもモニターが対応していれば、最高品質で再生できます。3D映像の再生にも対応しています。

こちらの再生ソフトには、メニューモードが搭載されています。再生やチャプターの選択などが簡単にできるので、家庭用ブルーレイプレーヤーと同じ感覚で映像の視聴が可能です。さらに、Macユーザー向けにはDVDFab メディアプレーヤー for Macが用意されており、Mac OSでもスムーズに動画を楽しむことができます。

PlayerFab Ultra HD プレーヤー
  • リージョンコードの制限なしでDVD/Blu-ray/4K UHD BDを再生できる
  • ナビケーションメニューも対応
  • HDR10、HDR10+、Dolby Visionなど、どのようなHDR効果の形式を選択しても、最大のHDR効果を与える
  •  Dolby Atmos、DTS-HD Master、DTS:X、DTS-HD Master Audioなどのロスレス高解像度音声フォーマットに対応

リージョンコードフリーでブルーレイを再生する方法

例として、今回はPlayerFabを使ってリージョンコードフリーでブルーレイを再生する方法を紹介します。

Step1
PlayerFab Ultra HDプレーヤーを立ち上げた後、パソコンで視聴する場合は「PCモード」、テレビで視聴する場合は「TVモード」を選択します。モードの切り替えは、設定画面を開いて操作することができます。

Step2
視聴モードを決定した後、視聴したいブルーレイディスクやISOデータなどのインポートを行います。ディスクを挿入する場合、挿入後に自動的にディスクのインポートが開始されます。

Step3
ディスクやデータのインポートが完了すると、自動的に再生されます。再生されない場合は、ライブラリからデータを探して、再生ボタンをクリックすれば再生が開始されます。

再生画面の下部にあるアイコンを使用して、再生をコントロールできます。また、再生画面を右クリックして、ビデオ、オーディオと字幕の設定を行うこともできます。

まとめ

今回はブルーレイに設定されているリージョンコードについてご紹介しました。日本版のブルーレイを日本製のブルーレイプレーヤーで見る分には気にならないリージョンコードですが、海外製のブルーレイを見る場合は地域によって再生できない可能性があります。その場合はリージョンフリーの再生機器を使ったり、リージョンフリー化できるソフトを使ったりする必要があります。リージョンコードのせいで見られないブルーレイがある時は、ご紹介したソフトを使い、快適な再生環境を整えてみてください。